菩薩立像。衣のラインや、わずかに残る彩色(緑や赤など)にも深い味わいがあります。「中国・北斉時代(550〜577年)」のもの?

お像が本当に「中国・北斉時代(550〜577年)」のものであるかどうかを科学的・客観的に証明
(真贋および年代の特定)する方法について、、素人目や画像のみの判断は不可能な世界であるため、
「科学的分析」と「美術史的・考古学的鑑定(目利き)」の2つのアプローチを組み合わせるのが
一般的な証明方法となります
科学的アプローチによる証明(客観的データ)
まず、この仏像の「材質」が何であるかによってアプローチが変わります。
これは石仏なのです、北斉時代の仏像の多くは青石(大理石の一種)や砂岩などの石で
作られています。 風化・経年変化の顕微鏡観察:1400年以上の歳月が経っている場合、石の表面や
彫刻の凹凸部分に、人工的には作れない微細な結晶の成長(方解石の再結晶化など)や、独特の風化
が見られます。石材の産地同定分析(岩石学的調査):北斉の主要な仏像工房があった
「河北省曲陽(白大理石)」や「山東省青州(青石)」の石材成分と、像の石の成分が一致するかを
エックス線回析などで調べます。 他に美術史的、考古学的検証が、必須というわけで
中国古美術の専門家や、大学などの専門家のご意見が必要で、かなり時間と手間が必要です。
あと費用も。アンティークすぎるのも、たいへんですね。

